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2015年10月31日発行
A4版 112P
幕末・明治期の木造・煉瓦造から、昭和戦前の鉄骨造・鉄筋コンクリート造まで、日本の近代建築の歴史をものづくりの視点から振り返ります。
《目次》
ものづくりの近代建築史 (藤森照信)
第1章
建築の文明開化 ─ 棟梁とお雇い外国人の時代
成熟する在来技術 ─ 江戸時代の棟梁
棟梁、洋風に挑む ─ 擬洋風建築の誕生
TOPICS 棟梁から請負業へ — 近代建設業の黎明
洋風木造建築の手法 ─ 下見板と洋小屋
煉瓦をつくる、煉瓦を積む—新材料への挑戦
第2 章
歴史主義との格闘 ─ 建築家と請負業の登場
日本人建築家の誕生 ─ コンドルとその教え子たち
進化する煉瓦造 ─ 意匠化と耐震化
TOPICS 起業家と建設業
建設業の近代化 ─ 会社組織化と設計部門の設立
コラム 建設会社設計部が拓いた世界 (石田潤一郎)
第3章
鉄とコンクリート ─ 技術革新が建築を変える
鉄の建築の時代へ ─ 遅れて登場した近代建築のシンボル
TOPICS 関東大震災の衝撃
人力から機械力へ ─ 合理化と施工技術の進歩
鉄筋コンクリートの導入 ─ 地震国に適した新構造の登場
タイルとテラコッタの流行 ─ コンクリート時代の外装材
コラム 鉄筋コンクリート造時代のタイルとテラコッタ (酒井一光)
歴史主義の到達点 ─ 明治生命館にみる設計・施工技術の進歩
コラム 日本の近代建築の曙に何が見えるか(中川武)
近代建築関連年表/参考文献/映像作品/展覧会概要